エストニア共和国より愛をこめて

北欧の小国に留学中の大学生が当地への留学や観光、社会生活についての情報などをお届けします

超初級エストニア語講座(その2)

話者数100万ちょっとのマイナー言語、エストニア語の初歩の初歩を学ぶ講座です。「エストニア語の学習に興味がある日本人」というのがどれだけいるのかわかりませんが、せっかく初めた講座なのでできるかぎり続けてみますよ。では第2回目、いってみましょう。

「こんにちは。お元気ですか?」から会話を始めよう

前回は Tere! (こんにちは) という言い方を紹介しましたが、誰かに声をかける際にはとりあえず Tere!大丈夫です。英語の Hello! とほぼ同じ感覚で使えます。
 
は「お元気ですか?」はどう言ったらいいのでしょうか
 
Kuidas läheb? (クイダス ラヘブ?)
お元気ですか?
 
これは英語なら How are you? に相当しますかね。
 
この「お元気ですか?」への返事としては、
 
sti. (ハスティ)
はい、元気です。
 

というのが普通です。たいていのエストニア人は元気だろうが元気じゃなかろうがとりあえずsti. ですませてしまうので、みなさんも「ハスティ」だけ覚えておけば多分大丈夫です。

自分の名前を紹介しよう

挨拶ができるようになったところで、次は簡単な自己紹介をやってみましょうか。まずは自分の名前の紹介の仕方から。「三郎くん」がエストニア語で自己紹介をする場合、こうなります。
 
Minu nimi on Saburo. (ミヌ ミニ オン サブロー)
わたしの名前は三郎です。
 
または、
 
Mina olen Saburo. (ミナ オレン サブロー)
わたしは三郎です。
 
英語の文法とそっくりなのでどの語が何を意味するのか簡単に想像がつきますね(ただし英語が印欧語族に属するのに対してエストニア語はウラル語族に分類され、言語の系統としては別なんですが)。念のために各単語のエストニア語と英語の対応を示すと、
 
minu = my
 
nimi = name
 
on = is 
 
mina = I
 
olen = is
 
こうなります。わざわざ説明をすることもなかったような。
 

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中秋の名月を愛でるイベントを開催中のカドリオルグ公園。

相手の名前を尋ねてみよう

では、相手の名前を尋ねるときにはどのように言えばよいのでしょうか。

Mis sinu nimi on? (ミッシヌ ニミ オン?)
あなたの名前はなんですか?

「わたしの名前」は minu nimi でしたが、「あなたの名前」は sinu nimi です。mis は英語の what に相当します。簡単ですね。

相手の名前を教えてもらえたら、次のように締めましょう。

Väga meeldiv. (ヴァガ メールディヴ)
よろしくお願いします。

これで相手と友達になれましたね。よかったよかった。

発音はアルファベットをそのまま読めば(だいたい)OK!

これで「まず挨拶をして、自分の名前を相手に告げ、相手の名前を尋ねる」ところまでできるようになったはずですが、ここで発音について少し補足しておきます。
 
エストニア語の発音は、日本人にとってもそれほど難しいものではありません。アルファベットをそのままローマ字を読むように発音すれば大丈夫です。ただし前回も書いたように、ウムラウトの付いている母音は日本語にない音なので、直接エストニア語を話せる人に目の前で口の形を見せてもらって習得するしか方法がありません(IPAからちゃんと発音が取れるようなマニアックな人は別ですが)。また、ストレス(強勢)は常に第1音節にくるのが原則なので、英語のようにストレスが置かれる音節を覚える必要はありません。
 
最後になって少し話が脱線しますが、エストニア語に限らず、ヨーロッパの言語はたいていアルファベットをそのまま読めばそれらしい発音になります。英語が特殊なんですな。アルファベットの綴りと実際の発音がここまで乖離してしまっている言語って英語くらいなんですよ。興味がある人は「大母音推移」というキーワードで検索してみてください。この現象の原因にも諸説あって面白いですよ。


続きはまた次回!