エストニア共和国より愛をこめて

北欧に位置する人口130万ほどの小国・エストニアに暮らす大学生が、留学・観光・社会・市民生活などの話題を中心にさまざまな情報をお届けします。

エストニアは「政治的権利や市民的自由が十分に保障された国」


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(観光客で賑わうヴィル通り)

ロンドンを拠点に英語でエストニア情報を発信するウェブマガジン「Estonian World」が次のような記事を発表していました。

estonianworld.com

世界各国の人権や民主主義の状況を監視する国際NGO団体「Freedom House」の報告によると、エストニアは「自由が保障された国」として上位30以内にランキングされた、という報道です。

Estonia scores 94 out of a hundred in the Freedom in the World 2018 report, ranking the country the 20th to 27th freest in the world. Other countries that also scored 94 were Austria, Chile, Cyprus, Germany, Spain, Tuvalu and the United Kingdom.

Estonia is designated as overall “free”, also scoring top marks in political rights and civil liberties.

引用元: Estonia is among the top 30 freest countries in the world – report - Estonian World

<日本語訳>

「世界における自由2018」報告において、エストニアは100点満点のうち94点のスコアを取得し、自由が保障された国として20~27位であるとランク付けされた。ほかに94点を与えられたのはオーストリア、チリ、キプロス、ドイツ、スペイン、ツバル、英国であった。

エストニアは全体として「自由な国」と評価され、政治的権利や市民的自由において最上級のスコアを得た。

なお記事中には100点満点のスコアを弾き出したのは「フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの3か国」とあり、北欧諸国が独占しています。

このエストニアの「94点」は注目すべき数字です。なぜなら、旧ソビエト連邦の構成国のうち、もっとも高いスコアが与えらえた国だからです

Freedom House の元記事にぜひ目を通していただきたいんですが、

freedomhouse.org

ご覧のとおり、グリーンで塗られた「自由」な国々は、旧ソ連ではバルト三国しかなく、エストニアが筆頭です。旧ソ連構成国のなかでは中央アジア地域が全体的に低く、最悪なのはトルクメニスタンの4点。エリトリアと北朝鮮(ともに3点)に次いで市民の自由が脅かされている国だとされています。

この調査結果からもわかるように、エストニアは「旧ソ連構成国の最優等生」としばしば呼ばれます。エストニアの経済的な発展は日本でもしられつつあると思いますが、自由や民主主義の面でも旧共産国のなかで最も高い評価が与えられている国です。

エストニアが独立後に達成した民主主義水準の高さには、実は電子政府の成功が重要な役割を果たしていますが、そのあたりままた機を改めて説明しようと思います。

(すぐに知りたい方は当サイトでもたびたびおすすめしている以下の本を読んでみてください!)

未来型国家エストニアの挑戦  電子政府がひらく世界 (NextPublishing)

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