エストニア共和国より愛をこめて

北欧に位置する人口130万ほどの小国・エストニアに暮らす大学生が、留学・観光・社会・市民生活などの話題を中心にさまざまな情報をお届けします。

エストニアにローマ教皇がやって来る


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(c) Korea.net / Korean Culture and Information Service

フランシスコ教皇、9月にバルト三国を訪問へ

最近エストニアでちょっとした話題になっていることなんですが、来月25日にローマ教皇フランシスコがタリンを訪問するようです。ほ~お~って感じですね。

estonianworld.com

これまでにも何度か書いておりますが、エストニアを含むバルト三国は今年独立100周年を迎えていて、その記念行事の一環として教皇を迎える意味合いもあるみたいですね。

こちらの記事によると、教皇はタリン中心部にある「自由の広場」でミサを執り行うとのこと。

news.postimees.ee

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(自由の広場/タリン)

また、ミサの前にはルター派の教会にてエストニアの若者たちの謁見を受ける予定とあります。

エストニアは世界で最も無宗教者の割合が高い国のひとつ

ローマ教皇はもちろんカトリックの最高指導者なわけですが、北欧諸国は国民の大半がプロテスタントなんですよね(国民の大半がカトリックのリトアニアを除く)。これはこの地域が中世以降にドイツの文化的影響を強く受けていたことが理由のひとつです。

さらに、いちおうプロテスタントの国と認識されていながら、エストニアは世界で最も宗教を信じない人の割合が多い国のひとつでもあります。

ウィキペディア英語版の「Religion in Estonia」の項によると、エストニアの宗教人口構成は

  • 無宗教 54.14パーセント
  • 正教会 16.15
  • ルター派 9.91
  • その他のキリスト教 2.0
  • 回答なし 16.55

となっており、半数以上が宗教を信じていない国なんですよね。ルター派も1割しかいないという。なお正教会の信徒はほとんどロシア系住民かと思われます。

ソビエト時代に宗教が弾圧されていた影響を考えるひともいるかもしれませんが、ラトビアやリトアニアでは国民のほとんどが何らかの宗教を信じていることから、関係性は薄いかもしれません。

それでも信仰の厚い人は少数ながらいます。友人のエストニア人女子に敬虔なクリスチャンの子がいて、教会の奉仕活動などに熱心に参加しているようです。何度かわたしを教会に連れて行ってくれたこともあります。

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しかしヨーロッパでは教会というのは一種のセーフティーネットとして機能していたりもするのですが、エストニアのように宗教的な基盤が弱い国ってそのあたりの事情はどうなんでしょうね。また機会があったら調べてみたいと思います。