エストニア共和国より愛をこめて

北欧に位置する人口130万ほどの小国・エストニアに暮らす大学生が、留学・観光・社会・市民生活などの話題を中心にさまざまな情報をお届けします。

高度な技術が必要なことは外国にやってもらえばいい、日本はすっこんでろ!


シリアで拘束されていたジャーナリストに対する大々的なバッシングについての報道をいくつか目にしましたが、やっぱり世界には日本のこの状況がめちゃめちゃ異常に映っているみたいですねえ。

「われわれの同胞が無事解放された!!」と喜ぶのではなく、壮絶な被害者叩きが起こっている点が日本人以外にはどうしても理解できないようです。

なんかこう日本のウヨい人たちって世界の標準とずれまくってて気持ち悪いですね。被害者バッシングから派生して「そもそも日本人ジャーナリストがわざわざそんなところに行かんでいい! だってそれ海外のメディアがやってくれてるじゃん!」などといった意見が出ているそうで。

世界には優れた報道機関がたくさんあって、優秀な記者たちが命がけで取材にあたっているんだから、そういう報道機関や記者がいない日本は外国に頼ればいいじゃないか、と。

ふつう保守とか愛国者だったら「我が国も優秀なジャーナリストを育たねば!」「日本の報道機関ももっと国際的に活躍すべきだ!」みたいな発想にならなきゃおかしいのでは、と思ってしまうんですが、どうも日本のウヨは逆なようで。「日本はやらんでいい! 外国の優秀な人に任せればいい!」となるわけですな。

たしかに日本人ジャーナリストが現地取材をしなくても世界は何も困りません。BBCやCNNやアルジャジーラや中国中央電視台のジャーナリストが取材をしてくれるでしょうからね。となると「彼らがちゃんと仕事をしてくれてるんだから、日本の報道機関なんぞすっこんでればいい」って考えも、まあ合理的かもしれませんねえ。

まったくジャンルが違う話なんですが、例えば「科学予算の削減」についての話題にも同じ発想を感じるんですよね。

www.excite.co.jp

日本が科学研究を助成する予算を削減しまくっているために基礎研究の衰退が深刻になっている、という話ですが、これも世界はなにも困りません。「日本はこういうのはもういい、お金があって優秀な研究者がたくさんいる外国に任せればいい! 我が国はすっこんでればいい!」というのも、まあ合理的な考え方かもしれませんね。

今後は潤沢な予算を持つ中国の科学界が世界をリードしていくのでしょうからね。日本が自ら衰退の道を選ぶのは日本の勝手ってだけです。

わたしがヨーロッパの社会福祉制度を紹介したりすると、ウヨい人たちが

「日本をわざわざヨーロッパと比べる必要はない!! よそはよそ、うちはうち!!」

みたいなコメントを鼻息荒く送ってきたりします。

「なるほど、我が国も諸外国の良い点を取り入れて充実した社会保障制度を整えるべきだ」

みたいな発想にはならないみたいなんですよねえ。

まあ自国の国力をわざわざ低下させるのが好きな人たちですからね。今後は海外ニュースももっぱらCNNやアルジャジーラや中国電視台から買うだけにしたらいいじゃないですか。日本のジャーナリストはすっこんでればいい。

でもほんとにそれでいいの? わたしゃ知らんよ。