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エストニア共和国より愛をこめて

北欧の小国に留学中の大学生が当地への留学や観光、社会生活についての情報などをお届けします

「日本では英語を使う機会がないから上達しない」とお嘆きの方に贈る英文ライティングのすすめ

英語 留学

おなじみ「なぜ日本人は英語ができないのか」問題

はてなブックマーク」を覗いていたら、こちらの記事を見つけました。

shijinblog.hatenablog.com

「なぜ日本人は英語ができないのか!」

これってかなり定番の話題ですよね。ありとあらゆるところで議論されている永遠のホットトピックであります。

で、どこの議論においても、「日本人が英語ができない理由」というのは、

  • 英語と日本語では言語の系統がだいぶ遠いから難しいよ
  • 学校の英語の授業では実際に話したり書いたりすることを教わらないからだよ
  • 日本人は間違うことを恐れすぎて実際に英語を使おうとしないからだよ

だいたいこのあたりに集約されるんじゃないですかね。そして最大の理由は、

  • 日本国内では英語を使う機会がほとんどないからだよ

ではないでしょうか。

「いや、そりゃどうしても英語が必要ってんなら覚えますよ。言語的に遠かろうが学校教育の質が悪かろうが間違うのが恥ずかしかろうがね。でも日常で使うことがないでしょ? 使わないんだから上達しないに決まってるじゃん」

 ってことですな。これは本当にそのとおりだと思います。

でも、これってちょっとした工夫でなんとかなることですよね。日本にいながら英語を使う機会を作る方法はたくさんあります。

わたしもなんだかんだ言ってヨーロッパの国立大学に入学できているわけで、日本にいる間にそれなりに英語を勉強していて、ある程度のレベルには到達しました。入学時点で大学から「ヨーロッパ言語共通参照枠における”B2”レベル』という認定をもらったので、いちおう「高等教育を受けられるレベルの英語運用能力を身につけている人ですよ」ということになっています。いちおう…ね。

で、英語を使う機会に乏しい日本国内に暮らしながら、実際にどういうふうに勉強していたのかというと、

SNSを使って海外のひとたちとメッセージをやり取りするのが大好きだったので、毎日のように英語で何かを書いていた」

のですよ、わたしの場合。いきなり英会話ではなく、まずは読み書きを習得しました。

「文字でのコミュニケーション」は「会話」よりずっとハードルが低い

もうだいぶ昔になりますが、MySpace という SNS が大流行したことがありましてね。わたしもアカウントを作ったのですが、日本人のユーザーは非常に少なかったので、必然的に海外のユーザー、しかも主要な層である高校生・大学生といった若者たちとのやりとりがメインになったわけですが、これがとても面白かったんです。

エストニアの大学を選んだ理由も、この頃やり取りしていたひとたちの中にエストニア人の高校生がいて、彼女からエストニアのことをいろいろ聞いて、面白そうな国だなーと思ったのがきっかけなのですよ、実は。

MySpace はすでにすっかり忘れ去られた SNS となってしまっているためあまりおすすめできませんが、facebook にはたとえば Make Japanese Friends といった日本人の友だちを募集するグループがあって現在も機能しているみたいなので、こういった SNS で会話の相手を見つけてみるのはよいアイディアだと思います。

「リアルで英会話をする機会」を見つけることは結構ハードル高いです。英会話教室に通うためにはかなりの出費が必要ですし、英語話者の友達を作るのもなかなかすぐには難しいかと思います。でも、これが「オンラインでのメッセージの交換を中心とした文字によるやり取り」だったらどうでしょうか。時間や場所を選ばないし、リアルタイムでの会話と違って辞書や翻訳ソフトを使う余裕もあるわで、ずいぶん気楽だと思うんですがどうですかね。

ただし。このような「SNS でのメッセージのやりとり」をメインに英語を学ぶ方法だと、やはり「リーディングとライティングにスキルが偏る」ということが起こりますね。SNSで知り合った友達と Skype で会話、ということも結構やりましたけれど、予めお互いに時間を調節しなければならなかったりと、文章の交換にくらべてハードルが高かったです。なのでやはりメッセージのやりとりが中心でした。

でも、日本に住んでいるなら、「リーディングやライティング」の方が、会話よりはるかに必要に迫られる機会が多いんじゃないでしょうか? 需要が多いスキルから身につけておくほうが当然効率的ですよね。

あと、特に海外留学を目標にしている人にとっては「リーディングとライティングのスキルに偏ることは、そんなに悪いことじゃない」ということが言えると思います。大学の成績は概ねレポートの出来と筆記試験の結果で決まるわけですから(口頭試問があるのは外国語科目くらいです)、特にライティングのスキルが高いというのは非常に有利にはたらきます。逆に言うと、「めちゃめちゃ流暢に話せるんだけど、アカデミックな文章を書くのは苦手」といった「会話コミュニケーション先行型」の人の方が、良い成績を収めるという点では苦労したりするわけですな。

実際に英文ライティングにチャレンジしたい方へ

「よし、では英語で何か書いてみよう!」と決意を固めても、「でも一体なにから始めればいいの??」ということになると思います。「とりあえず英語で日記でも書いてみようかしら」と思っても、いざ取り掛かってみると、日常生活を文章で表現するためには、あらかじめけっこうな量の語彙の蓄積が必要だということに気づくはずです。

そこで。「取っ掛かりとして、まずは和文英訳ベースの英作文をたくさん行う」という方法がよいです。おすすめの教本はこちら。

CD2枚付 決定版 竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本

大学受験で課される英作文の参考書なのですが、内容は実用的で大変有用です。日常で使える表現を蓄積するために、模範解答をテンプレとして暗記してしまうのがいいと思います。

さらに発展的なものとしてはこちらの名著を。英文ライティングの教則としては定番中の定番といわれる有名な本です

THE ELEMENTS OF STYLE (ILLUSTRATED) (English Edition)

こちらの本については、以前書いた記事で熱烈におすすめしておりますので、参考にしていただければ幸いです。

で、あとはとにかく、

SNS などを使って、英文でメッセージをやり取りしてくれるひとを見つける」

ことですね。「日本に興味があるので日本人の友だちが欲しい」というひとはたくさんいるので、相手を探すのには困らないと思います。ぜひチャレンジしてみてくださいな。